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初版です。
2001年12月13日なんだか面白いものを見つけたので思わず登録。
でも、これだけの日記がある中で
僕のこの日記を見てくれる人がいたら
すごい確立で辿りつくんだろうなー。
そんな人がいましたら心より感謝します。
さてさて、今日は仕事でした。
というか、毎日仕事です。
というか、ここんとこウチの会社休みくれません。
なんて鬼蓄な会社なんでしょう、
もうすぐMに目覚めそうなくらいです。
ウチの会社はビル、アパート、店舗や貸家等の
賃貸物件を管理する、管理会社というトコです。
何十万の契約の締結から、
トイレのウンコ詰り直しまで、
ほんといろんなコトをやっています。
今日の仕事は「と・り・た・て」
某アパートハチベエさん(仮名)
家賃ぜんぜん払ってくれません。
かれこれ五ヶ月も溜まってます。
でも、カーナビ付きの高そうな車に乗ってます。
(でもベンツじゃないのが救いです、
ベンツだったらおしっこちびります)
AM7:30
<Today’s mission
:Get Hachibei>
戦闘開始です。
今朝の指令をクリアするにあたり
まず、しなくてはならないのが「貼りこみ」。
相手との連絡方法が一切無いため
直接捕まえて交渉しなくてはなりません。
気分はもう刑ドラです。
当然必須アイテムのアンパンと牛乳は欠かせません
近くのローソンで買っていざ出陣です。
今朝は昨日からの下準備も万端、
ぱっと見怖そうなカッコをしてきました。
(カラーシャツに銀のネクタイ
黒のコートとサングラス)
気分はもうスパイ大作戦です。
車の中でMI‐2のサントラ聞きながら
「ちゃっちゃっちゃちゃ・・・」
鼻歌まじりで寒さと眠さとしょーもなさを
なんとか紛らわせます。
・・・さて、待ち構えること30分
ついにハチベエさん登場です。
何も知らずに玄関から出てきました。
「Now!!」
自分で自分に指令を出して
おもむろに近づきます。
「すいません、ちょっといいですか」
声を掛け、本題に入ろうとしたその時!
ハチベエさんが予想外の行動に出ました。
「バシッ!」
何を思ったか雪玉を投げつけてきました。
雪玉は勢い良く飛び、
予想していなかった
僕の顔面にヒット!
「・・・なんでやねん?」
その飛距離約4メートル、
ハチベエさんコントロールよすぎです。
怯んだ僕を尻目に走り出すハチベエさん、
体制を立て直して追い駆ける僕、
それはもう、息もつかせぬデットヒート!!
通勤途中のサラリーマンの心の声援を聞き、
通学中の子供達の尊敬と憧れを胸に刻み、
ヤクルトのおばちゃんの熱い眼差しを感じつつ
颯爽と駆抜ける正義の管理人、おれ。
柵を飛び越え、小学生の行列をかわし
必死に逃げ惑う悪の滞納者ハチベエさん。
あぁ神よ、悪への制裁は私が、私が下す!!
必死に追い駆け、ついにあと
1mほどで追い付こうというその時、
「ずる・・・」
なぜか目の前の電柱が斜めに傾いてゆく・・
「べったん」
状況もわからず前身強打する僕、
みるみるうちに小さくなって行くハチベエさん、
羨望の眼差しから爆笑の渦へと豹変する小学生、
そして、足に絡まったビニール袋、
即座に理解する僕の前頭葉・・・
・・・こけた。
ハチベエさんを逃がし、
小学生に爆笑され、
そして打撲まで負う哀れな迷い人おれ・・
でも、当たり所なんてあろうはずも無い。
ビニール袋をもみくちゃにしながら
しょうがなくローソン袋をひたすら呪うおれ・・
「やってくれたな町のホットステーション!」
「今朝アンパン買ってやったじゃねーかよ」
「セブンイレブンの方がおでんうめーんだよ!」
「セイコーマートの方が
地方色豊かで落ち着くんだよ畜生め・・。」
そんなあまり悪そうでもない悪口をぶつぶつ
つぶやきながらとぼとぼと会社に帰りました。
嗚呼、我人生に幸あれ・・・。
・・・つづく
でも、これだけの日記がある中で
僕のこの日記を見てくれる人がいたら
すごい確立で辿りつくんだろうなー。
そんな人がいましたら心より感謝します。
さてさて、今日は仕事でした。
というか、毎日仕事です。
というか、ここんとこウチの会社休みくれません。
なんて鬼蓄な会社なんでしょう、
もうすぐMに目覚めそうなくらいです。
ウチの会社はビル、アパート、店舗や貸家等の
賃貸物件を管理する、管理会社というトコです。
何十万の契約の締結から、
トイレのウンコ詰り直しまで、
ほんといろんなコトをやっています。
今日の仕事は「と・り・た・て」
某アパートハチベエさん(仮名)
家賃ぜんぜん払ってくれません。
かれこれ五ヶ月も溜まってます。
でも、カーナビ付きの高そうな車に乗ってます。
(でもベンツじゃないのが救いです、
ベンツだったらおしっこちびります)
AM7:30
<Today’s mission
:Get Hachibei>
戦闘開始です。
今朝の指令をクリアするにあたり
まず、しなくてはならないのが「貼りこみ」。
相手との連絡方法が一切無いため
直接捕まえて交渉しなくてはなりません。
気分はもう刑ドラです。
当然必須アイテムのアンパンと牛乳は欠かせません
近くのローソンで買っていざ出陣です。
今朝は昨日からの下準備も万端、
ぱっと見怖そうなカッコをしてきました。
(カラーシャツに銀のネクタイ
黒のコートとサングラス)
気分はもうスパイ大作戦です。
車の中でMI‐2のサントラ聞きながら
「ちゃっちゃっちゃちゃ・・・」
鼻歌まじりで寒さと眠さとしょーもなさを
なんとか紛らわせます。
・・・さて、待ち構えること30分
ついにハチベエさん登場です。
何も知らずに玄関から出てきました。
「Now!!」
自分で自分に指令を出して
おもむろに近づきます。
「すいません、ちょっといいですか」
声を掛け、本題に入ろうとしたその時!
ハチベエさんが予想外の行動に出ました。
「バシッ!」
何を思ったか雪玉を投げつけてきました。
雪玉は勢い良く飛び、
予想していなかった
僕の顔面にヒット!
「・・・なんでやねん?」
その飛距離約4メートル、
ハチベエさんコントロールよすぎです。
怯んだ僕を尻目に走り出すハチベエさん、
体制を立て直して追い駆ける僕、
それはもう、息もつかせぬデットヒート!!
通勤途中のサラリーマンの心の声援を聞き、
通学中の子供達の尊敬と憧れを胸に刻み、
ヤクルトのおばちゃんの熱い眼差しを感じつつ
颯爽と駆抜ける正義の管理人、おれ。
柵を飛び越え、小学生の行列をかわし
必死に逃げ惑う悪の滞納者ハチベエさん。
あぁ神よ、悪への制裁は私が、私が下す!!
必死に追い駆け、ついにあと
1mほどで追い付こうというその時、
「ずる・・・」
なぜか目の前の電柱が斜めに傾いてゆく・・
「べったん」
状況もわからず前身強打する僕、
みるみるうちに小さくなって行くハチベエさん、
羨望の眼差しから爆笑の渦へと豹変する小学生、
そして、足に絡まったビニール袋、
即座に理解する僕の前頭葉・・・
・・・こけた。
ハチベエさんを逃がし、
小学生に爆笑され、
そして打撲まで負う哀れな迷い人おれ・・
でも、当たり所なんてあろうはずも無い。
ビニール袋をもみくちゃにしながら
しょうがなくローソン袋をひたすら呪うおれ・・
「やってくれたな町のホットステーション!」
「今朝アンパン買ってやったじゃねーかよ」
「セブンイレブンの方がおでんうめーんだよ!」
「セイコーマートの方が
地方色豊かで落ち着くんだよ畜生め・・。」
そんなあまり悪そうでもない悪口をぶつぶつ
つぶやきながらとぼとぼと会社に帰りました。
嗚呼、我人生に幸あれ・・・。
・・・つづく
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